クレジットカードでのネットショッピング!その危険性を大特集
私はかなり昔から、クレジットカードを利用してのネットショッピングを有効活用してきました。10年以上前の大学時代からなので、もう随分長いですね。
それこそ、最初の頃は「悪用されるかも…」とビクビクしてこそいましたが、最近ではさほど気にすることが無くなっていますね。
とは言え、今でも特に年配の方々の「ネットショッピングにクレジットカードは厳禁」という意見が根強くありますし、クレジットカードライフでもその危険性については書いておきたいと思っていました。
そこで今回は、クレジットカードをネットショッピングに使う際に考えられる危険性について、知識をフル動員して書いていきますので、一緒に見ていきましょう!
考えられる危険について
クレジットカードでのネットショッピングは危険なのか。そこを考えていくには、どんな危険があるのかを知っておく事が大切です。
私達がネットショッピングをする際に出会う可能性が最も高いものを2つ挙げると…
- 詐欺通販サイトでの決済
- 管理の不手際からの個人情報漏洩
この2つがダントツと言えます。ちょっと詳しく見ておきましょう。
詐欺通販サイトでの決済
気になる商品があったので、それをオンラインで購入した。だけど、メールの返信も無ければ商品が届かない…こんな状態であれば、商品を購入したサイトが詐欺サイトである可能性があります。
「金銭を騙し取る」のが目的の場合があったり、「カード番号等の個人情報を入手する」のが目的であったりします。
前者は単純な詐欺で、被害も最小で済むでしょうが、後者の場合は本当に危険です。
詐欺師が入手したクレジットカードの情報を使って、不正利用をされてしまうかもしれません。場合によっては莫大な額の被害にあってしまう可能性が出てきます。
これはフィッシング詐欺と呼ばれ、社会問題になっています。基本的な手口は、実在するネットショップや銀行になりすましてメールを送り、そうしたショップ、銀行にそっくりなサイトを作った上で、カード情報を入力させるというものです。
管理の不手際からの個人情報漏洩
時折、個人情報の漏洩がニュースに出てきますよね。
通常、漏洩してしまうのは、名前とか住所、電話番号等が多いですが、漏洩元がネットショップだった場合、カード番号やカードの裏面のセキュリティコード(ネットショッピングに必要な3桁の数字)まで漏れてしまう可能性があります。
どんなネットショップでも、顧客のクレジットカード番号は暗号化しておくことが義務付けられています。また、セキュリティコードに至っては、保存する事は出来ません。
しかしながら、そこにお金を惜しむなどして、暗号化のシステムを導入していなかったり、セキュリティコードを当たり前の様に保管していたとしたら…。大切なカード情報が他人の目に晒されてしまいますね。
個人情報の漏洩自体、あってはいけない事。それこそこちらからしたら交通事故にあう様なものですが、ネットショップの場合、いざ漏洩した時の危険性が高いといって差し支えないでしょう。
クレ助くんの言うとおり、ネットショッピングでのカード利用には危険性が確かにあります。ただ、使い方次第では、そうした危険に巻き込まれる可能性を減らすことも、もちろん出来るんですよ。
安全を守る為に知っておきたいポイント
カードを使ったネットショッピングは本当に便利です。
近場では買えない様なものもすぐに手に入りますし、ネットの方が安い場合も多いです。しかも、クレジットカードのポイントが貯まるというオマケ付き。これを使えないというのは本当に勿体のないことだと思います。
大切なのは、何もかもが危険という訳ではないこと。危険を恐れて避けるのも勿論選択の1つですが、自己防衛の為のポイントを押さえてネットショッピングをするというのも大事な選択肢です。
私が気を付けていることを一気に挙げていきますね。
■大手サイトかどうか
大手だからと言って完全に信用出来るという訳ではありませんが、他サイト以上にしっかりとショッピングシステムにお金を使ってあるであろう分、安心感は高いです。
楽天とかAmazon、itunes等、有名なサイトであればそう心配はいらないというのが個人的な見解ですね。
■セキュリティはしっかりしているか
ネットでの決済をする際に、そのサイトにセキュリティシステムが導入されているかは極めて大切なポイントです。これは「導入しているフリ」だけではいけません。
カード番号の入力を求められるページのURLが「https」という暗号化の為のものになっているか、またURL欄の端に鍵のマークが付いているかどうかを必ずチェックする様にしましょう。
■暗証番号の入力を求められていないか
これはもしかしたら自分だけかもしれません。私は未だかつてネットショッピングで暗証番号を入力したことがありません(※本人認証用のパスワードではなく、カード入会時に決める4桁の番号)。
入力が必須のサイトの場合、それだけで怪しんでいます。通販サイトでは決済代行業者などを使う場合が多いのですが、知りうる限りでは暗証番号って使われませんので。
■メールやTwitterで初めて知ったサイトではないか
本物そっくりに作ったサイトを利用するので、コピーサイトとして検索エンジンの上位にはまずいきませんので、フィッシング詐欺は主にメールやTwitterでのツイートなどから利用者を集めます(その他ブログへのコメントや掲示板なども)。
登録した覚えのないアドレスからのメール、知らない人からのツイートは、その時点で怪しむ必要があります。
■URLや日本語は怪しくないか
詐欺サイトの特徴の1つに「海外で作られたものが多い」というものがあります。その結果、細部の日本語が不自然だったりするんです。
初めて使うショッピングサイトでは、会社概要などサイトの細部までチェックして、日本語がおかしくないかを確認する様にしましょう。
怪しいサイトは使わない。上記の項目は全てコレに繋がります。
危険があるからこそ、しっかりと詐欺サイトを見抜く目を持っておくこと。それが何よりも大切ですよ!
どうしてもそうしたサイトで買い物がしたい場合、初回はクレジットカードでの決済はやめ、(使えるサイトでは)paypalなどの電子マネーを使ったり、口座振込みを利用する様にしてください。…いや、使わない方が良いですけどね^^;
うん、被害にあった場合にどうするかも大切ですね。絶対にやってはいけないことがありますので、簡単にお届けしていきます。
詐欺被害にあってしまったら
気を付けたのにも関わらず、被害にあってしまった。
そんな場合、以下のことだけは絶対にやってはいけません!
※泣き寝入りする
特に注意すべきなのは被害額が少額な場合。「損したのはちょっとだし、まあいいか」なんて言っていると、思わぬ危険に巻き込まれてしまうことがありますよ。
盗られているのはお金だけではありません。個人情報もです。
カードを不正利用してお金を使われてしまう可能性もあります。それどころか最悪、住所や名前などを使われて、新たな詐欺サイトに使われるかもしれません。
そうなると、被害者だったはずが、いつの間にか加害者扱いされるなんてこともあるんです。
どんなに少額でも、ネットショッピングを通じた被害にあった場合…
- 警察への相談
- カード機能の停止と再発行
絶対にこの2つはする様にしましょう。もしもの時の為に必ず覚えておいてくださいね!!!
ネットショッピングでクレジットカードを利用する以上、詐欺サイトや個人情報漏洩の危険性を知っておくことは大切です。
でも、だからと言って恐れすぎることはない。個人的にはそう思います。とは言っても、何でもかんでも信用して使うのではなく、怪しいサイトを見抜く目。これを持つ意識をしていってください。
ちなみに、私の友人が格安のパソコン(Mac Book Air)を購入したら、そのサイトが詐欺サイトだったという事件がありました。
警察に届けたり、カードを止めたりはもちろんしたのですが、後からサイトを見たら、明らかに日本語の不自然な作りになっていたんです。
気付けるか気付けないか。これが本当に大切です。その自信が無いという場合は、ネットでのカード利用は避けるという選択をするのも良いと思いますよ。